うつ病の症状は危険信号です|悩める人を救う術

男の人

発症以降の留意点

女の人

発症時の留意点

うつ病の可能性が想定できるようなうつ症状が生じた際に大切なことは、その症状を詳しく具体的に整理した上で、いち早く専門医である精神科や心療内科を受診することです。この時、症状を詳しく具体的に整理するために、インターネット上などで簡単に取得できる無料のチェックシートを活用するのという手段も有効です。ネットで検索するといくつかそういったサイトが出るので、受診前にやっておくと良いでしょう。具体的な症状の整理が必要な理由は、初期症状としてうつ症状を発症する精神疾患はうつ病だけとは限らず、疾患によって適した治療法も異なってくるからです。しかも、抗うつ剤の服用が、却って症状を悪化させてしまう可能性を持つ精神疾患も考えられます。複数の精神疾患の中から正しい疾患名を医師が診断する上で、患者の側からの症状などに関して伝えられる情報が重要な判断材料になるからです。そして、自身の体調に関する情報を医師に伝えていくというフローはその後の治療段階に入っても継続していきます。というのも医師は主に患者からの情報を元に、服用している抗うつ剤の種類や用法・容量を変えるといった治療方法の変更を行うか否かを判断していくからです。

治療と再発予防

今後の治療方針を決めるために、症状や治療の効果といった体調の推移を日記として毎日記していくとよいでしょう。中でも処方される抗うつ剤の種類に変更があったり、用法・容量が変わったりした際は体調の変化を詳しく記しておくことが肝要です。なぜなら日記に記しておくことで、医師により的確な情報を伝えたり、通院の際に経過を確認できたりするからです。また、このようにして記した日記にはもう一つのメリットが生じます。それが自らの体調に関する情報を把握することでうつ病の再発予防に活用できるという点です。うつ病は再発率の高い疾患で、一旦症状が治まっても少なくとも数年間は再発のリスクが高い状況が続きます。また、必ずしも過度のストレスを被らなければ再発することはないというものではなく、最初にうつ病を発症した時期や季節の変わり目などに再発の可能性があるからです。従って、日頃から体調の推移に関する日記をつけておくことで、どの時期に特に体調に気を配る必要があるのかといった再発予防のための知見を得ることができるのです。完治した後も、自主的に再発防止に取り組むことで健康状態を保てるでしょう。