うつ病の症状は危険信号です|悩める人を救う術

男の人

気分の落ち込みによる病気

ハートを持つ看護師

この病気の主な特徴

うつ病の患者は近年増加傾向にあり、およそ100万人にものぼると報告されています。うつ病は特別な人にかかるものではなく、だれにとっても身近な病気であるといえます。うつ病とは、単に気分が落ち込んだりやる気が出ないということだけではありません。うつ病にかかるとそれ以上につらいもので、自分ではこれといった原因がわからず苦しい状況が長期間にわたって続きます。うつ病は脳内の情報伝達に必要な神経伝達物質が減ったことで起こるとされています。そのため単に気持ちの問題ではなく、努力や気力だけで解決できるものではありません。受診して治療が必要とする、れっきとした病気なのです。うつ病は気分の落ち込みだけではなく、体が重く感じるなどの、こころとからだの両方にさまざまな症状が現れることがあります。こころの症状では、気分が落ち込む、重苦しい、やる気がでない、無気力、何事も悪い方へと考えてしまう症状が見られます。からだの症状では、疲労感、頭痛や肩こり、睡眠障害などの症状が知られています。こころ側だけではなく、からだの症状がより顕著にあらわれることもあり、その人によってさまざまな苦しい状況に陥ります。

つらくなった時の工夫

うつ病は主にこころの病気です。手術や時間の経過とともに治まる病気ではありません。考えられる原因をさぐることも重要ですし、患者の周りにいる家族や友人など、患者をとりまく人々の理解が必要な病気でもあります。周囲の人々は、うつ病の患者に対して、接し方を配慮しないといけません。接し方も治療の一環と言えます。また、うつ病は老若男女問わずに発症する疾患です。けれども、男性と女性で比較した場合、女性の発症割合のほうが多いということがわかっています。そして、うつ病の治療には薬を使った治療が主で、薬を服用することで気分の落ち込みを軽減することができます。まずは病院へ受診し検査を受けましょう。その上で患者の症状にあった薬を服薬することで治療が始まります。服薬のほかに、少しの日常の工夫で患者の気持ちを和らげたりすることがありますので周りの人々も気を付けてあげるとさらに改善されることがあります。「がんばって」などの励ましの言葉は患者の症状によってはNGとなります。薬と併用して、少しでも体調の良い時に太陽の光を浴びる、バランスのいい栄養を摂るよう心がける、体の負担にならない程度に有酸素運動を日常に取り入れる、治そうと無理をしないなど、少しずつ一歩一歩行っていくことが大切です。

環境が大きく影響

普段から厳しい環境に身を置いている人は、自分でも気づかない内にストレスを溜め込んでいる場合があります。そのようなストレスはやがて心と頭を圧迫し、うつ病の症状として現れるのです。特に職場や、学校の環境がプレッシャーになっている人は多く存在しています。その中でも特に人からの評価が気になる人や、責任感を強く感じてしまう人が精神的にプレッシャーを感じやすいと言えます。また、そのような人は他人の責任も自分のことのように捉えてしまいます。うつ病を発症しやすい環境に身をおかず、できるだけ自分の気質にあった環境で過ごすことが最も効果的な改善策と言えます。